虹が晴れる

May everything be there.

神田伯山を聞いている

講談という芸があること。話者が登場人物を演じる落語に対して、講談の話者はあくまで語り手であること。実力も人気も申し分なく、二つ目にも関わらずギャラが真打より高い講談師・神田雪之丞が、今年の2月、真打に昇進し、六代目 神田伯山を襲名したこと。こういうことをここ数日で知った。

爆笑問題太田光さんと伯山さんがトークをするテレビ番組、今週はこれがおもしろい。

太田さんと伯山さんはそこそこ長い付き合いのようで、伯山さんはあの太田光に「こいつは人間国宝になる人間だから」と言わせるだけでなく、毒舌で悪態をつき、芸能界でも敵だらけな伯山さんの状況に、唯一助け舟を出すのが太田さんだ。前述したテレビ番組での太田さんは、ほかのテレビ番組でのときとは明らかにちがう表情を見せている。それを、伯山さんの芸に敬意をもっているんだなと思いながら、見ている。

前述した番組のアーカイブはすべて見終えてしまったので、今日は爆笑問題のラジオに神田伯山がゲスト出演した回を聞き、冠番組の「問わず語りの神田伯山」を聞きはじめた。ラジオでの一人喋りもおもしろい。伊集院光を崇拝しているのだが、一緒になった仕事のときのやり方を伊集院が気に入らず、「次はない」と言われているらしい。この件には本気で落ち込んでいるらしい。

1日に発表された第57回ギャラクシー賞で、ラジオ部門DJパーソナリティー賞を爆笑問題が、フロンティア賞を神田伯山の YouTube チャンネル「神田伯山ティービィー」が受賞した。爆笑問題のラジオ番組に出演した際、神田伯山はこの YouTube チャンネルを自分で「これ革命だと思うんすよ」と言っていた。

まあ、ご祝儀もあるよね。