虹が晴れる

May everything be there.

人のことならうまくできる

週末からつづけて、3人知り合いとそれぞれに長く話す。

仕事を中心にどう生きていくのか、なぜ今の生き方を選んだのか。気づいたらそうなっていたのか、そうならざるを得なかったのか。はたらく人としてどう生き残っていくのか、自分の仕事と事業・会社との噛み合いはどうなのか。昨今の感染症の影響もあり、どこに住むのか、パートナーとはどう付き合っていくのか。

生き方、仕事、恋愛、そういう話をさらさらとする。

そのなかで、「君は仕事でも恋愛でもこんなに明快に話せるのに、自分のことになるともやもやするよね」と言われたことが私には残った。3人のそれぞれに多かれ少なかれそう言われた気がする。

3人のうち1人からは、仕事で相談に乗ってほしいということで、自分の目の前の仕事と事業や会社のビジョンとの繋がりを対話で整理するのを手伝ってあげた。最初は本人も各論だけを話すので、なぜ、どうして、どういう流れでそうなったのかと訊けば、いまは組織がビジョンめいたものを策定したところで、足元も固まりきってはいないが、ビジョンに沿った行動をしていくためのテストをする段階の各論だったことがわかった。だとすると、そのテストで炙り出したかった結果は何で、その結果の数値や状態の評価指標を設ければいいんじゃないみたいな話をしたところ、ふに落ちたようだった。その人の能力が低いわけではなくて、忙しいと視界が狭くなるので、外野からふつうのことを話して整理してあげるだけで、人は急に動きだす。

しかし、自分のこととなるとできないのよね。感覚で生きてるからしょうがない。