虹が晴れる

May everything be there.

「AI疲れた」って言えない雰囲気を感じているのがつらい

倫理や安全性に懸念はあるが、それを遥かに超える利益がある。ものの考えかたや方法論が変わり、世界の変化も大きく起こる。それもこれからの未来でずっと。わかる。

けど、わたしはつらいんよ。

AIの話題に疲れた。「ツイッター見なきゃいいじゃん」、そのとおり。

あまりにもAIを使った事例と、それに理解を示し、可能性にワクワクしていますみたいなツイートばかり。「お前のフォローとか、ツイッターのレコメンドでしょ」、そのとおり。

でも、なんかAIの使用に関わることに少しでも懸念を示そうものなら「あいつはわかってない」「この可能性が理解できないんだ」「価値観を変えられない旧人類だ」と言われそうな雰囲気を感じている、わたしが。

そして懸念を示すツイートを「わたしが」見かけていないことが、「もしかしたら、ほかの人もこういう雰囲気を感じているからツイートしないんじゃないか」と考えてしまうことに繋がる。

マイクロソフトが責任あるAIの原則が実際に出荷される製品の設計に反映されるようにするチーム全員を解雇したと報じられたのは3日前のことだ。この解雇の前、そのチームメンバーがAIが社会に及ぼす悪影響を懸念しているとAI担当副社長に伝えたが、CTOとCEOから迅速に製品を出荷するプレッシャーを受けている副社長は「(チームメンバーの配置転換を)考え直そうとは思わない」と言ったという。